結婚と出産を機に捜査官を引退し、 平穏な日々を過ごしていた私に、突然届いた一本の連絡。 それは、愛する息子の誘拐を知らせるものだった。 犯人の要求は、かつて私が追い詰めた組織への潜入捜査。 現場に戻った私を待っていたのは、 信頼していた同僚の裏切りと、媚薬による逃れられない快楽地獄。 身も心も壊されながら、それでも私は母として、息子の為に抗っている。 今、私の精神力が試されようとしていた。